ドイツ・バイエルン州に歴史あるビール醸造所で、リーゲレ醸造所という大きな醸造所があります。
この会社の商品で「リーゲレ」シリーズがあるのですが、このビール、日本では知名度はそれほど高くありませんが、本場ドイツではかなりメジャーなブランドです。
日本人でもドイツに一度でも行かれたことがある方は、帰国後もリーゲレを探し求める方が多い傾向があるようです。
ここでは、その通好みのリーゲレを少し深掘りしてみました。
1386年に設立されたバイエルン州アウグスブルク市内最古の醸造所で630年以上の歴史を持ちます。
これはドイツでも大変長い歴史を持つ醸造所です（日本では室町時代にあたります）。
醸造所の規模はかなり大きく、年産200,000ヘクトリッター以上、従業員も100人を超える大規模醸造所です。
アウグスブルクは地下水が豊富で、リーゲレも地下水を使用したビールを醸造する事で、非常に上質でクリアな仕上がりとなっております。
リーゲレは歴史のある醸造所ですが、現在のオーナーはその伝統を活かしながら、ビアソムリエ世界チャンピオンの肩書を持ち、これまでの伝統的なスタイルだけでなく、他国のビールメーカーとコラボレーションするなど様々なビールの醸造に挑戦しています。
数々のビールコンテストで賞を受賞し、ドイツだけでなく世界で賞賛されているビールです。
また、2019年は3年連続で連邦栄誉賞を受賞しております。
リーゲレ プリヴァート
光沢のある黄金色に輝く外観で、モルトとホップの香りが絶妙のバランスで調和しています。ソフトな飲み口でホップの丸みを帯びた苦味が心地良いラガービール！
色は明るい黄金色で、濃厚な味わい。香りも高い。
通常麦芽を仕込む際に外皮ごと煮沸するところ、リーゲレでは丁寧に外皮を剥いて仕込みをする事で独自の味わいを実現しています。
リーゲレ ピルス
この醸造所の名を一躍有名にしたと言っても過言ではないこのピルスナーは、ヨーロピアンビアスターと言うヨーロッパの中で最も権威があると言われているビールコンテストに於いてピルスナー部門で高い評価を受けました。
最高級の新鮮なホップを使用し、爽やかでスッキリとした苦味が特徴のプレミアム・ピルスナーです。
リーゲレ ドゥンケル
ドイツの黒ビールの中でも、とても人気がある商品のひとつ。
最高級で希少なバイエルン産モルトだけをダブルローストし、醸造されている。
透き通った褐色の色合いで、非常にさっぱりと飲みやすいのが特徴です。しっかりとした焙煎香を程良く楽しめる仕上がりとなっております。
ヨーロピアンビアスター金賞受賞。
リーゲレ ヘフェヴァイセ
爽やかな風味とフルーティーな香りが特徴で、ヴァイツェン特有のクセが少なくスッキリと飲みやすい。
それでいて余韻のコクが味わいを美味しく引き出しています。
