ビールのマメ知識

ビールのタイプと色について

  • 下面醗酵で醸造されている全てのビールはラガーと言えます。イギリスでは通常、金色ですが、ヨーロッパではダークな色もあります。ドイツとオランダでは時に醸造所のベーシックなビールに対する呼び名でもあります。
  • 口当りが甘く、アルコール度数は低い(3〜3.5%)ビールです。東北部では赤色がかった茶色のエールで、アルコール度数は4.4〜5%。少し酸味があり、茶色のフランダースビールもブラウンエールと言えます。
  • 淡い金色のビール。上面発酵製法ビールで、口当たりがまろやかですが、ビールの味がくっきりと強いのが特徴です。ワインの表現を借りるとフルボディのゆな「ボディが強い」ビールと言えます。
  • ダークエールにチョコやチョコレートエッセンスを加えたビールで、よい甘さで口当たりは絹のように滑らかです。後味にまろやかなビターチョコレートの甘さとほろ苦さが心地よく残ります。
  • 修道院で造られているビールと同じ製法で造られたビールです。主にベルギーで造られることが多いです。アルコール度数が高く(6〜9%)、上面醗酵で色はブロンズから濃茶です。
  • 主にベルギーで造られる濃い赤褐色のエールビールです。上面醗酵で醸造されたビールで、独特のフルーティーな味です。アルコール度数は高く8%近くあります。
  • 1年間寝かせた若いランビックビールと2〜3年寝かせた熟成したランビックビールをブレンドして造られるビールで、柔らかい酸味と爽やかな飲み口が特徴です。
  • 全般的に金色、ドライ、下面醗酵にて醸造されたビールです。日本のビールは殆どピルスナーと言えます。典型的なピルスナーは5%で、特徴としてホッピーな香りとドライな後味である。
  • ダークブラウンに対する銅色の意味です。イギリスの醸造者の一部では、特に瓶詰のプレミアムビターをペールエールと言うことがあります。
  • ボックはドイツ語でストロングビールのこと。ドッペルボックは濃いボックビールで、アルコール度数が6%程度のビールです。下面醗酵で大麦より醸造されます。
  • 英語で、特にアルコール度数の強いエールのことです(ワインに近い度数)。普通は6%近くのビールを指します。銅色、茶色がかった黄色又はダークブラウンなどの色があります。
  • ドイツ語で上面醗酵されたビールのことで、典型的な例ではデュッセルドルフに銅色で大麦モルトだけで醸造し単細胞イーストで醗酵、そして低温貯蔵されたアルコール分4.5〜4.7%のアルトビアがあります。
  • アイルランド発祥のタイプで、麦芽に加え、焙煎した大麦のため僅かに赤い色となる。イギリスのエールより苦味とホップの香りが弱く、麦芽とキャラメルの香りが特徴です。
  • ランビック=グーズと同じ意味です。ベルギーの首都ブリュッセルの近郊でしか造ることの出来ない自然醗酵ビールです。木樽の中で2年近く醗酵熟成させます。少し酸味が強いのが特徴です。